TEAP受験のメリット
TEAPとは、高校生を主な対象として大学入試に向けて作成された試験です。
英検と同様既定のスコアを取得することで、「英語」の試験免除や当日受験した「英語」の試験に得点換算されるといったアドバンテージを受けることができます。
例えば、上智大学の複数の学部におけるTEAPスコア利用入試では、TEAPまたはTEAP CBTのスコアを満点150点とした「英語」の得点に換算されます。
このことで「当日の試験で力を出し切れるか心配だな」「他教科の対策を重点的に行いたい」といった受験生も、不安を軽減できることでしょう。
ただ注意しなければならないのは、「TEAP特有の内容・形式に慣れる必要がある」ということです。
まず、TEAPの内容は大学生活を想定しています。
このため「専攻」「奨学金」など、さまざまな大学の基本的なシステムを理解しておかないと、問題の内容のイメージが全くつかないという状況が出てきてしまいます。
また、形式についても、複数のグラフを含めたデータを読んでその内容と自分の考えを書くといった、短期間では習得が難しいタイプの出題もされます。
上記でお伝えした上智大学の例を再度出してみましょう。
学校推薦型選抜試験で受験する受験生の場合、TEAP(4技能)では330点が必要です。
こちらのレベルは英検準1級くらいに相当するものではありますが、「ぎりぎり合格した」もしくは「TEAPの対策を直前に始めた」という場合は、クリアが困難なケースもあります。
自分の志望校についてしっかり事前に確認するとともに、スタート時のレベルにもよりますが、少なくとも高校2年生の春くらいからTEAP対策は始めていくことをおすすめします。
池袋のTEAP対策スクール比較
ブラスト英語学院

ブラスト英語学院は、小学生からシニア世代まで受講者を受け入れている英語スクールです。
とりわけ大学受験でTEAP対策について質問したいという学習者は多く、個別相談ではプロ講師がどのような悩みであっても丁寧に対応すると評判です。
学院長は英検奨励賞を受賞しており、全ての講師が英検1級レベルの英語力を保持しているため、TEAP高スコアで難関大学を目指したいという高校生もプライベートレッスンでしっかりサポートすることができます。
受講者は「英作文添削放題サービス」が利用できます。
これはライティングの添削を、入会金と授業料以外のオプション料金なしで何度でも受けることが可能というものです。
TEAPのライティングは非常に特徴的で苦手意識をもつ受験生も多い中、こういったサービスはありがたいですよね。
ぜひライティングを得点源にして、志望校合格への一歩としましょう。
アルプロス
アルプロスは、英語資格から留学サポートまでさまざまなニーズに対応しているスクールです。
アルプロスのTEAP対策コースの特徴は「プライベートレッスン」であることです。
このため、授業の内容は全てオーダーメイドとすることが可能で、「TEAPの形式も分からない」という初級者であっても、安心して受講することができます。
また「校内模試」を実施している点もアルプロスの魅力です。
TEAPは市販の教材も少なく、実践の機会があまりないのが多くの受験生の悩みの1つです。
レッスンでのインプット、模試でのアウトプットというバランスの取れた対策で、目標スコアを効率的に取得していきましょう。
内容により有料になる場合もありますが、大学出願で必要なエッセイのチェックも可能です。
ぜひ、総合的な大学受験準備をアルプロスで行ってみてはいかがでしょうか。
トフルゼミナール
トフルゼミナールのTEAP対策の特徴は、「早期対策講座」があることです。
TEAP対策については、高校2年生や高校3年生になって初めて対策をスタートするという受験生がかなりの割合を占めているかと思います。
しかし、大学での講義や生活を想定した独特の内容や形式に慣れていくためには、早く始めれば始めるほどアドバンテージを作ることが可能です。
トフルゼミナールでは、中学生からTEAP対策を行うことができます。
早い段階から、TEAP本番の試験と同じ形式のオリジナル問題を解いていくことによって、確実な実践力を付けていきましょう。
さらに「イベントの多さ」もトフルゼミナールの特徴です。
各大学別の対策やTEAPの学習方法など、さまざまな相談会が頻繁に実施されています。
TEAPについては対策方法だけでなく、推薦入試と絡めた説明会も大変人気のイベントですので、ぜひ興味のある方は参加してみてください。
バークレーハウス
バークレーハウスは、IELTS対策が特に有名な人気スクールです。
TEAP対策の特徴は「講師の選択肢の広さ」です。
バークレーハウスでは、TEAP対策を日本人講師だけでなくネイティブ講師からも受けることができます。
特に「スピーキングやライティングでネイティブに近い表現を知りたい」「英語のコミュニケーションそのものに慣れたい」といったニーズにも、しっかり対応してくれます。
また使用する「教材」は、バークレーハウスオリジナルのものです。
日本人学習者にとってスムーズにスキルアップ可能な教材が受講者には提供されるため、効率的なTEAP対策が実現されます。
無料体験レッスンも可能ですので、ぜひ一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
ベストティーチャー
ベストティーチャーは、オンライン専門の英会話をメインにしたシステムです。
オンライン専門であるので、忙しい受験生もストレスなく受講することができます。
さらに、講師はオンラインでの授業スタイルに慣れています。
このため、オンラインではなかなか伝わりにくいポイントも、講師は表現や指導方法を工夫して円滑にレッスンを進めてくれます。
特にTEAPの「スピーキング」「ライティング」に苦手意識をもっている人に、ベストティ―チャーは大変おすすめです。
ベストティ―チャーでは、スピーキングの対策であっても、まず英文を書いて講師が文法や表現をチェックしたうえで話すことに挑戦します。
初級者の方で「英語を話す」ことに自信がなかったとしても、スモールステップでしっかり上達することができるので安心ですよね。
河合塾 マナビス
河合塾マナビスは、映像授業メインの大手の予備校です。
河合塾マナビスで受講する大きなメリットは、「情報量の多さ」です。
大手予備校のため、これまでのTEAP受験者に関わる豊富なデータを提供してもらうことができます。
また、TEAP対策講座自体もバリエーションがあります。
例えば「TEAPってどんな試験なの?」というところから知りたい受験生も「ガイダンス講座」という授業があるので、スムーズにその後の対策がスタートできます。
さらに「アドバイザーのサポート」もあるところが、心強いポイントです。
「出願する大学を相談したい」「学習方法をアドバイスしてほしい」など、どのような悩みもプロに話を聞くことで、あなたの志望校合格にきっと近づきますよ。
各スクールの特徴と料金体系
対策塾 | 校舎 | 料金(税込) | 特典・サービス | 受講スタイル |
ブラスト英語学院 | 池袋・渋谷・新宿・四谷・横浜 | TEAP対策コース(プライベート) 10回(1回60分)88,000円 20回(1回60分)165,000円 | 英作文添削放題サービス | 対面 オンライン |
アルプロス | 新宿 | 9,900円~13,750円(1回50分) ※内容により異なる | 学習相談 | 対面 オンライン |
トフルゼミナール | 池袋・渋谷・四谷・調布・横浜 | 要問合せ | 各種イベント 実践模試 | 対面 オンライン |
バークレーハウス | 市ヶ谷 | プライベート(1回2時間)26,400円エッセイ添削(1回1時間)13,200円 | 語学カウンセラーによる学習相談 | 対面 オンライン |
ベストティーチャー | オンライン | 試験対策コース+通常コースレッスン 16,500円(毎月) | 各種キャンペーン | オンライン |
河合塾マナビス | 映像授業 | 45分×1講 1,910円 60分×1講 2,550円 90分×1講 3,820円 | 自習スペース利用 進学情報誌の無料進呈 情報コーナーの利用 | 映像授業 |
塾でTEAP対策を受けるメリット
これまでの章では、TEAP対策ができる池袋エリアの英語スクールについてお伝えしてきました。
ここからは、実際TEAP受験をすることが決まってから、「学習を独学で進めるか」「塾で受講するか」のどちらにするかを迷っている方に向けて、情報が発信できればと思います。
TEAP対策の難しい点は、熱心に対策を行っている高校が現状では少ない点です。
このため「独学」もしくは「英語塾」で学習を進めていく方が大半かと思います。
ただ自分で対策をしていこうと思った時に、英検と比較してTEAPは圧倒的に情報量が少ないという問題が出てきます。
市販の教材はもちろんのこと、インターネットでさえも、具体的な対策法が詳細に説明されているサイトはそう多くはありません。
さまざまな考えがありますが、TEAP対策こそ塾で行うことをおすすめします。
実際、TEAP対策に対応しているスクールは少ない状況です。
そのような状況であっても対策可能な塾は、「スコア達成を果たした高校生はどのような方法で学習を進めていたのか」「これまで受講してきた学生のTEAPにおける実際のレベル感」についてしっかり情報を持っていると言えます。
このことからも、1人で悩まずに、ぜひプロに頼りましょう。
このことで、あなたの受験は驚くほどスムーズに進むのではないでしょうか。
TEAP対策のための塾選びのポイント
それでは、TEAP対策を進めていく塾をどのように選べばよいのかについて、いくつかヒントをお伝えできればと思います。
優先事項はさまざまですので、自分にとって「何を大切にしてスクールを選択することが良い結果につながるのか」を導き出せるきっかけになれば幸いです。
TEAP対策の実績から選ぶ
まず最初のポイントとしては、「実績」です。
どの試験にも言えることですが、最終的なゴールは「目標のスコアを達成して志望校に合格すること」です。
このことからも、塾のホームページや個別相談でスクールをリサーチする際は、「スコア達成実績」を確認してみてください。
TEAPの場合、他試験と比べると受験者の母数が少ないため、そもそも対策を行った生徒数が少ない場合もあります。
そのような時は、志望校が異なっていても、過去の受講生徒についてスコアの伸び幅に注目しましょう。
また実績を出すためには「講師の質」が重要な要素となります。
一般的な学習塾では、TEAPの試験をほとんど知らない大学生などがレッスンを担当していることも多くあります。
TEAPの対策本によっては、問題を英検準2級レベルから準1級レベルとしていることもありますが、特徴的な内容・形式から考えると「講師自身の英語力」と「講師のTEAPに対する試験理解度」を確認することが不可欠と言えます。
体験レッスンで実際に講師との相性を見つつ、上記の複数の要素をチェックしてみてくださいね。
TEAP対策の料金から選ぶ
TEAP対策のための塾選びのポイント2つ目は、「受講にかかるコスト」です。
TEAPの場合、どちらかというと短期間で成果を期待する方は多くいます。
ただ、とりわけTEAPの場合、4技能300点以上を目指していく際は、スタート時点の英語力にもよりますが、中長期的なスパンで考えていく必要があります。
このことからも、自分にとって継続可能な受講料金であることが絶対条件となるでしょう。
英語スクールには、さまざまなオプションが授業料とは別に設定されていることがあります。
例えば、TEAPのライティングは「要約」「グラフ読み取り型エッセイ」の2つのタイプのライティングが出題されます。
こういった特徴的な問題に対応していく力を付けていくためには、レッスンで学んだ英文の書き方を実践でアウトプットしていき、適切なフィードバックを重ねていくことが重要です。
ライティングの添削はオプションサービスとなっている塾も多いですので、ぜひ詳細を確認してみてください。
受講スタイルから選ぶ
最後にお伝えしたいTEAP対策の塾選びのポイントは、「受講スタイル」です。
受講スタイルとは、「グループレッスンもしくはプライベートどちらを希望するのか」といったことや「通学かオンライン、どちらが自分のライフスタイルに合っているのか」ということです。
TEAP対策の場合、プライベートレッスンで対応しているスクールがほとんどですが、「あまり受験している仲間がいないからこそ、他のTEAP受験生徒と情報交換がしたい」「ある程度スピード感をもって対策を進めていきたい」などの希望がある場合は、グループレッスンを開講しているスクールをリサーチするか、興味のあるスクールにぜひ相談してみてください。
また、オンラインでの授業を提供している塾も多くあります。
オンライン受講の場合、時間を効率的に使うことが可能となり、部活や習い事のスケジュールと両立がしやすくなるでしょう。
特に独学での対策が難しい「ライティング」「スピーキング」だけでも、ピンポイントでオンライン受講するというのも効果的な方法ですので、ぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
今回は、TEAP対策における池袋エリアの英語スクールや、オンライン受講で対面レッスンと並行しての対策が可能な英語塾を紹介しました。
TEAPについては、情報量が少なくお困りの方も多いかと思います。
今回ご紹介した英語スクール・塾を参考にしていただき、個別相談・体験レッスンにトライしてみてください。
独学だと苦戦しがちなTEAP対策への不安も解消されることでしょう。
皆様の目標達成を、心より願っております。