現在、海外留学や国内の大学・大学院入試で広く活用されているIELTS(アカデミック・モジュール)。
この記事では、「IELTSってどんな試験?」といった基本的な知識から、塾選びのコツまで、最新のIELTS対策事情を徹底的に解説していきます。
IELTS対策塾・スクール比較
ブラスト英語学院
ブラスト英語学院は、英語の資格試験対策がメインのスクールとなっています。
こちらの塾のIELTS対策における大きな特徴は、「講師の質の高さ」です。講師は全員英検1級に相当する英語力を保持しています。
以下の3章でもお伝えするように、IELTSでは英語の高い発信力が求められます。
確かなスキルと指導力をもった講師のサポートを受けることで、自分の強みを生かしたスコアメイクも実現しやすくなるでしょう。
ブラスト英語学院のIELTS対策におけるもう1つの特徴は、「英作文添削放題」です。
IELTSのライティングでは、情報を分析する力や、自分の考えを論理的に伝える力が必要とされます。
こういった力を身に付けていくためには、さまざまな問題に取り組み、フィードバックを受けていくことが重要です。
ブラスト英語学院では、英作文の添削はオプションではなくレッスン料金に含まれています。このため、着実なスコアアップが期待できるのではないでしょうか。
また、下記のような目標スコア実績も多数あります。
IELTS対策コース
高校生
12回受講
初受験→OA 7.5 リスニング8.5/9
青山学院大学合格
IELTS対策コース
高校生
12回受講 2ヶ月
OA 6.0→OA 7.5
IELTS対策コース
社会人
12回受講
OA 5.5→OA 7.0
イギリス名門大学院進学 リーディング8.5/9
独学でのスコアアップにお困りの方は、ぜひ体験レッスン・個別相談を検討してみてください。
Liberty English Academy
Liberty English Academyは「日本の英語教育の根本的な改革」をミッションに掲げたスクールです。このため、受講者の英語力を本質から上げていきます。
IELTS対策コースでは、まずオリジナルメソッドを用いて、統語論や語源論といったIELTSに必要な「発信力」を伸ばすためのベースとなる知識を固めます。その後、これらの知識を基盤として、4技能の対策に移っていきます。
レッスンは対策期間に応じて複数コースが準備されており、レッスンは1回完結型となっています。さらにオンラインレッスンも対応しており、教室とオンラインを組み合わせて受講することも可能です。
このようなメリットがあるため、忙しい学生や社会人であっても効率的にIELTS対策を進めることができます。
個別相談では、Liberty English Academyのオリジナルメソッドについて、ぜひ聞いてみてはいかがでしょうか。
TORAIZ
TORAIZ(トライズ)は、英語コーチングスクールです。
提供するプログラムは、IELTSやTOEFLといった資格試験だけでなく、英語初心者に向けたものやワーホリ準備など、さまざまなニーズに対応しています。
IELTSコースでは、担当コンサルタントとネイティブのコーチが受講者を徹底的にサポートします。
TORAIZは、短期で目標達成を実現したいという学習者にはぴったりのスクールです。
「これまで独学でいろいろな教材を試してきたけど、成績が上がらない」といった声は多くありますが、コンサルタントがあなたにベストなものと使い方を市販の教材の中から選択したうえで丁寧にアドバイスしてくれるので、無駄なく対策を進めていくことができます。
コツが必要なスピーキングにおいても、ネイティブコーチとのトレーニングを通じて、本番を想定した練習をたくさん経験することが可能です。
オンラインにも対応しているので、忙しい学習者や時間を効率的に使いたいという受講者にもおすすめのスクールです。
PROGRIT
PROGRIT(プログリット)は、英語コーチングスクールです。
「毎日3時間の英語学習」をベースに、目標達成を目指します。専任のコンサルタントが学習者に応じてベストな学習プランを提案します。
PROGRITの特徴は、受講者の進捗管理のフローが確立されているところです。
定期的な面談だけでなく、LINEや専用のアプリを使用してコーチングが行われます。これによって、コンサルタントがベストなタイミングで学習者にアドバイスを送ることが可能です。
IELTSコースは学習期間によって3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月から選択することができるため、「短期集中で頑張りたい」「じっくり力を付けていきたい」といったどちらにも対応しているスクールです。
教室は都内だけでなく、横浜・名古屋・大阪・神戸にもあり、駅からのアクセスは抜群です。
カウンセリング含めて、オンラインでも対応可能となっています。さらに教室・オンライン組み合わせての受講もできるため、継続しやすい環境が整っています。
バークレーハウス
バークレーハウスは、英語の資格試験対策だけでなく留学サポートまで対応しているスクールです。
IELTSは公式テストセンターを併設しているため、日常的に慣れた環境で受験が可能となっています。
学習者のさまざまなニーズに対応しており、IELTS受験に必要な基礎的な知識を習得するレッスンや目標のスコア幅に応じたコースも提供しています。
講師は日本人・ネイティブ選択可能で、レッスン内容によって組み合わせて受講することもできます。
IELTSコース受講者のスコア達成率は高く、ハーバード大学(アメリカ)・ケンブリッジ大学(イギリス)・カリフォルニア州立大学(アメリカ)など有名大学への進学実績もあります。
レッスンはオンラインでも受講することができるため、遠方の学習者でもサポートを継続して受けていくことが可能です。
YouTubeやLINEでもIELTSの学習法について情報提供を行っているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
イングリッシュイノベーションズ
イングリッシュイノベーションズは、IELTS対策の専門スクールです。公認問題集も出している英語塾です。
スコアアップの研究を独自にアメリカで実施しており、その結果をもとにカリキュラムが作成されています。
講師は全員ネイティブで、オールイングリッシュの授業となっています。講師がしっかりサポートしてくれるため、初級レベルの受講者も多いのが特徴の1つです。
レッスンは毎回完結タイプになっているため、「IELTS対策を始めよう」と思った時にスタートすることができます。
留学についての相談も、受講生であれば関連会社で無料で受けることが可能です。
「オールイングリッシュの授業についていけるか不安」「ネイティブ講師が対策を行うメリットを知りたい」など学校説明会で相談することができますので、一度参加してみてはいかがでしょうか。
IELTS対策塾・スクールの比較表
対策塾 | 校舎 | 料金(すべて税込) | 特典など |
ブラスト英語学院 | 渋谷・新宿・池袋・四谷・横浜 | 12回 198,000円 24回 356,400円 36回 475,200円 48回 528,000円 入会金 22,000円 | レッスン振替制度あり 英作文添削放題 |
Liberty English Academy | 田町 | 24回 336,000円 48回 576,000円 72回 792,000円 入会金 55,000円 | 通年コースあり オンライン対応あり |
TORAIZ | 新宿・丸の内・六本木など | 3ヶ月一括 499,900円 (キャンペーン価格) | 返金保証 レッスン振替制度あり オンライン対応あり |
PROGRIT | 渋谷・新宿・神田秋葉原など | 3ヶ月コース577,500円 入会金 55,000円 IELTSコースは教材・テスト料金として+33,000円 | 学割など各種割引 オンライン対応あり |
バークレーハウス | 市ヶ谷 | OA 0.5UP 324,250円OA 1.5UP 994,390円OA 2.0UP 1,316,770円 入会金 22,000円 | キャンペーンあり オンライン対応あり |
イングリッシュイノベーションズ | 新宿・横浜・大阪 | 1時間 1,660円〜 入学金 33,000円 教材費 5,500〜16,500円前後 | 英語力に応じたコース提供 オンライン対応あり 模擬試験あり |
IELTS (アカデミック・モジュール)の試験の特徴
Reading
Readingの試験時間は60分で、全40問です。
3つのパッセージが出題されて、それぞれのパッセージのワード数は800から900wordsとなっています。
文章は書籍や雑誌などから抜粋されており、文学、自然科学、歴史などさまざまな分野の文章に触れておく必要があります。
IELTSのReadingの特徴の1つは、「問題形式の多さ」です。選択式の問題はもちろんのこと、要約や図の完成など本質的な読解力が問われます。
情報の真偽に関わる問題も、「TRUE」「FALSE」だけでなく「NOT GIVEN」も加わるため、多くの学習者のつまずきポイントとなっています。
「NOT GIVEN」とは、答えの根拠が文章中から特定できないもののことです。
初級者・中級者は、まず6.0くらいまでの語彙をしっかり習得しましょう。その後、興味のあるテーマのReading問題に取り組んでみてはいかがでしょうか。
「語彙や文法を少し調べながらなら大枠が掴めるかも」くらいでも大丈夫です。
上級者は、IELTSの出題形式を把握するために、一度通しで問題を解き、苦手な問題形式を中心に対策していくとよいかもしれません。
Listening
Listeningの試験時間は30分で、各パート6分から8分です。全40問の出題となっています。
4つのパートから問題は構成されており、パート1とパート2は比較的身近な場面での会話です。例えば、「予約手続き」や「施設の案内」などがあるでしょう。
パート3は学生同士、または学生と教授の会話で課題や科目選択などについての会話が展開されます。
最後のパート4は、最もアカデミックな内容が出題されるパートです。講義や講演といった場面が想定されるので、学術的な用語も入ってきます。
IELTSリスニングの対策としては、Readingのパートでお伝えした基本的な語彙に加えて、「IELTSらしいさまざまな表現に慣れる」ことが重要です。
例えば「時刻の読み上げ方」「道案内の方法」「相手の意見に賛成・反対する」といったものがあげられます。
こういった表現は中学や高校の基礎レベルの英語でも出てきますが、IELTSのリスニングの問題を見てみると実に多いことが分かります。
Speaking
Speakingの試験時間は11分から14分で、3つのパートで構成されています。
パート1は、面接官と会話形式で身近なトピックについて話します。例えば、仕事・学校・趣味・家族などがあるでしょう。1つのトピックについて4つほど質問されます。
パート2は、与えられたテーマについて2分間話します。準備時間は1分間で、話す内容をメモすることができます。
トピック例は、「自分にとって幸せだと感じた出来事」「自分にとって疲れた出来事」などがあげられます。話し終わった後、1問もしくは2問、話した内容について質問があります。
パート3は、面接官とのディスカッションです。パート1とパート2との違いは、「トピックの社会性の強さ」です。
こちらは自分の身近な話しをするのではなく、具体例も「一般性」を意識して話しをすることがポイントです。
IELTS対策を始める際、初級もしくは中級者レベルの場合は、まずはパート1とパート2から準備をしてみてはいかがでしょうか。
多くの例題をチェックして、自分なりに答える内容を作っていきましょう。
パート2については、必要に応じて話す内容をまとめるための準備時間とスピーチ時間は調整してもよいかもしれません。
練習をする際はスピーチを録音すると、後から内容について振り返ることができます。
上級者の場合は、例題の中でも特に話の展開が難しいものをピックアップしてトレーニングしていくと効率が良いと思います。
Writing
Writingの試験時間は60分で、2つのタスクで構成されています。
Task1は、グラフや図の分析です。棒グラフや折れ線グラフだけでなく、ある物の生産工程に関わる図や、過去と現在の変化を表した地図も出題されることがあります。ワード数は150以上となっています。
Task2は、指示されたトピックについて論理的に自分の意見をまとめます。テーマは教育・環境・テクノロジーなど、さまざまなトピックが扱われます。ワード数は250以上です。
IELTSのWritingを攻略するポイントの1つは、「時間配分」です。
Task2は、スコアへの直結度がTask1の2倍あります。
このため、特にTask2をしっかり書き終えるためには、「どのくらいの時間が必要か」をしっかり確認してかなければなりません。
さらにTask2については、Speakingのパート3ともトピックが似ていることも多いので、アイデア出しで関連付けて考えるとさらに効果的です。
IELTSのWritingは、特に自学での対策が難しいと言えます。
自分に合ったスクールで、「しっかり論理的な流れができているか」「より伝わりやすい語彙や表現はないか」など、客観的なアドバイスをもらうことが、成功の近道になるのではないでしょうか。
IELTS対策塾・スクールの選び方
ここまででは、IELTSの試験の特徴や対策塾の情報について触れました。それでは、自分にあった塾やスクールはどのようにして選べばよいのでしょうか?
学習効果を最大限に高めるスクール選びのポイントをお伝えします。
実績から選ぶ
塾をリサーチする際にまず大切なことは、「スコアアップ実績」をチェックすることです。
IELTSをはじめとした英語資格試験には、それぞれ出題内容に異なった特色があります。
特にIELTSやTOEFLの場合、英語を理解することはもちろんのこと自分から発信する力が求められます。
それらの特徴を熟知した講師がサポートを進めていくことで、確実に学習者を目標達成に導いていくことができます。
IELTSのスコアアップ実績は各スクールのホームページでも確認することが可能ですが、直接個別相談で確認してみてもよいと思います。
初級者・中級者・上級者の中で、その塾はどのレベルの学習者に強いのか?など、有益な情報が得られることとでしょう。
料金から選ぶ
IELTS対策の塾を選ぶ際に必ず確認すべきなのは、「受講にかかる料金」です。
IELTS対策の目標スコアを達成するためには、スタート時の英語力にもよりますが最低3ヶ月は必要です。無理することなく、対策を継続できるスクールを選びましょう。
さらに授業料だけでなく、オプションサービスの内容についてもきちんと調べましょう。
例えば、英作文の添削はオプション料金となっている場合もあります。
個別相談で自分の弱点を明確にしてもらったうえで、それを克服していくためにトータルでどのくらいコストがかかってくるのか把握することが大切です。
受講スタイルから選ぶ
最近は学生だけでなく、多くの社会人も留学を希望しています。仕事や子育てとIELTS対策を両立できるのか、不安を感じている人が多いかもしれません。
塾の中には、教室での対面授業だけでなくオンラインでも対応しているスクールがあります。
さらに、完全オンラインではなく通塾と組み合わせて受講することで、学習のモチベーションも維持しやすくなるので、ぜひ受講スタイルの柔軟性についてもチェックしましょう。
まとめ
今回はIELTS(アカデミック・モジュール)対策で、おすすめの塾スクールを紹介しました。
IELTSの学習はプロのサポートを得ることで、より確実・効率的に進めることが可能です。
「実績」「受講料金」「受講スタイル」といった点から、自分にとってのベストの塾を選択していきましょう。
みなさんの目標達成を心より願っています!