英検®1級2次面接対策方法
1 はじめに
英検®1級の1次試験に晴れて合格された方はついに2次面接です。
ここでは、英検®準1級よりも一気にレベルが上がり、よりハイレベルな内容になります。
それでは、どのように対策を行えばよいのでしょうか?
対策方法を見ていきましょう。
2. 2次試験対策法
さて、2次試験の対策は様々だとは思いますが、一つの例として見て頂ければ幸いです。それでは、さっそく対策法を見ていきましょう。
3.2週間という準備期間について
2週間は初め知ったときは「短か!!」と思うかもしれませんが、終わってみればちょうどよい期間だったと感じることと思います。というのも、「これ以上面接の勉強したくない!」と思った瞬間に、面接日が来ることとなります。但し、2週間はしっかりと練習しないことには、合格はありません。最低でもこれからお伝えする対策を行って頂ければと思います。ここで、もし心配ということであれば、当学院で1次試験合格した瞬間にプライベートレッスンを申込していただければ一緒に対策させて頂きます。1回50分で十分ですので、お気軽にお申し込みください。
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4.対策するために準備するもの
1.英検のホームページ内にある動画「英検バーチャル二次試験 1級」
英検のホームページの「1級の過去問・対策」のページで、「英検バーチャル二次試験 1級」という動画が用意されています。これはパソコンからしか見られませんのでご注意ください。
英検®バーチャル2次試験のページはこちら
※英検®のホームページ該当箇所に飛びます。
ここで大事なことは、これは英検が作った動画であり、英検が「こういう風に答えてくださいねー」という模擬回答だということです!つまり、この通りにやれば最低限得点は確保出来るわけです。ここでやることは、徹底的に内容を分析することです。「Good morning」の導入部から「Good bye」まで全てです。もちろん質問は変わりますが、ほとんどこの通りに進みます。特にスピーチに関しては、どのような構成で話しているかを書きだし、そのテンプレートで話せるようにしておけば良いでしょう。但し当然のことながら、採点者は話している内容は元より、文法、構成、単語、発音などをしっかり見てきます。その中身がないものでは、まったく意味がありませんので、しっかり模擬演習して、自分が話した内容を確認し、それら採点項目を確認していく必要があります。
2.参考書
参考書は何でもよいです。どの参考書を用いて練習しても良いですが、大体の参考書が過去問やサンプル問題がついているので、演習の題材としてはこれで十分かと思います。ただしあくまで、「英検バーチャル二次試験 1級」の動画をしっかり極めてから始めたほうが良いです。
5.ショートスピーチの対策
スピーチに関しては、様々な意見があり、様々なやり方で合格されている方がいます。ですので一概にこれが良いというものはなく、それぞれに合ったやり方が良いと思いますが、今回はあくまで一つの対策例を記します。
先ほども紹介した「英検バーチャル二次試験 1級」の動画内のスピーチから作ったフォーマットをもとに、参考書やその他問題をそのフォーマットに当てはめて2分以内にちゃんと結論まで終わらせる練習を何度もします。ここで大事なことは、完成するまでは次の問題に進まないことです。一つでも完璧にできていないならば次に行っても中途半端なものが出来上がってしまうからです。それでは、順番にその対策法を見ていきます。
「トピックの選び方」
さて、まず第一関門はトピックの選択です。ここで大事なことは、5つのトピックから一つ選ぶ作業をとにかく早くすることです。トピックは質疑応答に移った時にもしっかり話せるように、自分がよく知っているトピックを選ぶようにします。具体的には、
1.知らない単語があったらそれは選ばない
2.自分の得意分野のトピックを選ぶ(私の場合政治経済)
3.にわかにしか知らないものは選ばない(例えば、国連のことは浅くしか知らないのであれば、国連関係のトピックは省く)
これで、トピックを上から見ていき、条件に合ったものがあれば、他のトピックは見もせず準備を始めます。
「トピックの予想」
ここで、トピックですが、見ていると最近話題になっているテーマをトピックにしていると、予想がつきます。そこで、最新のニュースなどを見ながら、勝手に自分でトピックを作って、フォーマットに当てはめたときに何を話すかというを、日本語で良いので準備しておくとよいと思います。特に世間で騒がれていることなどが目につきやすいトピックですので、それに対しての自分の考えはしっかり持っておいた方が良いです。また、それに対する意見を様々な方がブログやSNSで書かれているので、その情報も参考にしながら、自分の主張を作っていくと良いでしょう。
6.質疑応答の対策
質疑応答で大事なポイントは、先ほど述べさせていただいた、トピックの選び方が大きく影響するということです。にわかに知っているトピックを選んでしまうとここで火傷します。
ここで、英検®1級のレベルが高いと思われる所以ですが、英検の面接官はショートスピーチをしっかり聞いたうえで、その場で質問を考えています。準1級ではあらかじめ質問は準備されていて、それを面接官が質問きますが、実際スピーチで話した内容の中で出てきたことをしっかり質問してきます。
ここでの質疑応答も、バーチャル面接からフォーマットを作り、それで練習するでも良いですが、ここでは、柔軟性が必要になるので、あまりそのフォーマットにがちがちになってしまうことはお勧めしません。それよりもしっかりと、ショートスピーチの時に自分の知識内でしか質問されないような内容にする方が予防線を張れます。
7. 最後に
一通り対策の流れを見てきましたが、特に大事にして頂きたい点は、柔軟性を残しておくということです。暗記するほうがうまくいく方もいると思いますが、暗記してしまうと、面接のときちょっとでも、間違えたことを言ってしまったとき「Well…」「um…」「you know…」などとがちがちになってしまう可能性があります。それを踏まえて、フォーマットだけはしっかりと踏まえて、それ以外はとにかく柔軟に応えられるようにしました。2次試験もしっかり対策が必要だと思います。頑張りましょう。
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