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英検®文法対策|副詞の用法

英検®への文法対策|副詞編

 

1 はじめに

今回は「副詞」についてです。
この副詞というもののなじみは深いものの、しっかりとその用法について考えたり、英検®テストにおいて、どのように使われているかを見ていきます。この記事が読み終わったときには、問題に出てきてもしっかりとその特性をしっかり理解して読み書き、もしくは聞ける状態の手助けになればと思います。

大まかな副詞の説明は▼

※この動画は、TOEIC®テスト対策用に作られていますが、文法理解の参考にもなりますので是非ご視聴ください。

2「副詞」とは?

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副詞とは、他の言葉の意味をくわしく説明する、もしくは補足説明する品詞です。副詞が修飾するのは体言以外の用言です。つまり、英語で言うならば、「名詞・代名詞以外の品詞」を修飾します。つまり、「名詞のみ」を修飾する形容詞と全く逆ですね!修飾とは、前回の形容詞でお話ししたように、修飾される先の単語を「飾る」言葉です。

副詞の例

  • 「速く」走る
  • 「とても」広い
  • 私は、「ゆっくり」歩く
  • 彼は、「流暢に」英語を話す
  • 「もう少しで」着く

上記のカギカッコ内は全て副詞です。例えば、最初の「速く走る」に関して、これは形容詞にすると、「速い走る」とは言えません。つまり、同じ修飾して補足説明をする役割をしていますが、形容詞と副詞は修飾できる単語の品詞が違うんですね。

それでは、副詞はどのような時に使われるか見ていきましょう。

3 副詞が修飾する品詞

形容詞は名詞を修飾するのに対し、副詞は形容詞や動詞など名詞以外の単語を修飾して意味を追加する品詞です。この定義に関して、一部例外的に名詞などを修飾することもありますが、それは後ほどお話しします。

それでは、例として、副詞がある文【1】とない文【2】を見てみましょう。

【例1】I could understand that.(私はそれを理解できた)
【例2】I could “easily” understand that.(私はそれを簡単に理解できた)

「easily(簡単に)」という副詞を付け加えることで、「understand(理解する)」に捕捉の説明が入り、文の内容がより具体的に分かり易くなりました。
ここから、逆にこの文の中で副詞が入らない部分を見ていきましょう。

【例1】Easily, I could understand that.
【例2】I “easily” could understand that.
【例3】I could “easily” understand that.
【例4】I could understand “easily” that.

さて上記の中で、“easily”が入ると違和感がある文がありませんか?
そうです。【例4】の「I could understand “easily” that.」です。これは、副詞が「名詞・代名詞」を修飾できないことに起因します。
名詞の前に来れるのは、形容詞です。この特性から、様々なテストでこの違いを聞く問題が出ていますので、このことをしっかり理解しましょう。

4 名詞・代名詞を修飾する副詞

とは言ったものの、実は名詞や代名詞を修飾できる副詞もあるのです。
以下が例です。

【例1】What else do you need?(他に何が必要なのですか?)
【例2】That was quite a movie.(それはすごい映画でした。)
【例3】Even he never saw that.(彼でさえそれを見たことがない。)
【例4】Only he understood what was happening. (彼だけが何が起こっているかを分かっていた)

いかがでしょうか?全て何の問題もなく自然に名詞を修飾しています。
このように、名詞・代名詞も修飾することがあるということは覚えておきましょう。
それでは、副詞はどのような働きがあるかを見ていきましょう。

5 “~ly”でも副詞でない単語

注意点としては、語尾がlyだからと言って必ずしも副詞になるとは限りません。
中には語尾が-lyでも形容詞のこともあります。

このような「形容詞」の例を下記に見ていきます。

▶friendly (友好的な)▶costly (高価な) ▶lively (元気な) ▶friendly (友好的な) ▶weekly (毎週の)
▶monthly (毎月の) ▶yearly (毎年の) ▶elderly (年配の)
▶homely (平凡な、飾り気のない) ▶orderly (整然とした)
▶lonely (さみしい) ▶timely (時宜を得た) ▶manly (男らしい)
▶lovely(素敵な) ▶dailyが(日常の) ▶womanly (女らしい)

上記は例えば、副詞と形容詞両方とも使えることもあります。例えば、

副詞の場合:I play tennis weekly.
形容詞の場合:I saw the weekly news.

ところが、friendlyに代表されるように、形容詞のみしか機能しない単語もあります。

〇 He has an elderly face
✕ He elderly walks on the street.

6 練習問題

問題1:The company’s bankrupt has ______ influenced its current affiliated firms.
(A)extensive
(B)extend
(C)extensively
(D)extending

まず、動詞「has influenced」の間に入る部分ですが、動詞の後に動詞は来れませんので、空欄部分に動詞が入ることはなくなりました。さらに、問題文では空欄の直後が名詞ではなく、名詞の補語にもなっていないので、形容詞の(A)extensiveが正解ではないとわかります。これらのことを考慮に入れつつ、空欄の直後に動詞が置かれていることから、空欄は動詞を修飾していることがわかり、この問題の答えは副詞である(C)extensivelyであると導き出せます。(D)extendingに関しては、直前に「has」があることから現在進行形の線は消え、且つ直後に動詞の「influenced」があることから動名詞も入れることができず、適切ではありません。

問題文の日本語訳は「その会社の倒産は、現関連企業に広範囲にわたり影響を与えた」となります。

問題2: ______ she has been participating in the meeting.
(A)Latter
(B)Late
(C)Lately
(D)Latest

選択肢の訳を一つ一つ見ていきましょう。(A)Latter(形容詞:後者の)、(B)Late(形容詞:遅れた)、(C)Lately(副詞:最近)、(D)Latest(形容詞:最新の、副詞:一番最後に)と形容詞と副詞しかなく、この問題では二つの特性の違いを聞いています。

しかし、空欄の直後は名詞でなく代名詞があるため、限定用法も適切ではありません。ここで、この記事中の例で、「Easily, I could understand that.」といったように、副詞には文全体を修飾する特性があります。

選択肢に副詞は二つありますが、文脈から判断すると(C)Lately(最近)が最適な答えとなります。日本語訳は、「最近彼女は会議に参加している」となります。

ちなみに、副詞は形容詞の末尾に「ly」と付く単語が代表的ですが、「ly」が付くことで元の形容詞と意味が変わるものがあります。まさに今回の「Lately(最近)」が「Late(遅れた)」に「ly」が付いて意味が変わりました。このように「ly」が付くことで意味が変わる語彙は、英検®でも頻繁に知識問題として出題されやすいので、単語は用心深く覚えましょう。

6 まとめ

いかがでしたか?
副詞は身近ですが、用法にはいろいろと注意すべき点がたくさんあります。
特に英検®では、内容一致問題や空所補充問題では、副詞が解答を探すのに非常に重要な手掛かりとなることがあります。
英検®で高得点を狙うためにも、是非この記事を参考にしてください。

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