英検®各級共通 一次試験合格のためにやるべきこと その3リスニング学習編

このページでは実用英語技能検定(以下英検®)リスニングの学習方法について解説します。前回の記事、英検®各級共通 一次試験合格のためにやるべきこと その2問題集編ではおすすめの問題集について紹介しました。実際に問題集を使ってリスニング対策をしていきましょう。
リスニングはリーディングに比べ点数が取れない人が多いですが、正しい練習を時間を掛けて行うことで得意分野になります。この記事を参考にして勉強していきましょう!

音声を聴き取れない原因を分析する

まず初めにやるべきことは問題を解き、間違ったもしくは聴き取れない原因を分析することです。原因は下記のようにいくつか考えられます。

1.リスニングの練習量の不足
よく受講者から「リスニングが苦手です。」と言われます。そういった方の多くが圧倒的にリスニングの練習量が足りないのです。「量より質」ではなく、勉強は「質より量」なのです。量をこなすことで徐々に質の高い勉強ができるようになります。

2.語彙力の不足
別の理由としては音声中に分からない単語があるので内容が理解できない場合があります。その場合は日々の単語暗記の時間を多くとって語彙力強化に努めましょう。

3.音が聴き取れない
文章と違って音声の場合は音と音の重なりや音の抜け落ちなどがあります。Nice to meet you.のmeet youの部分はtとyouの音が重なり、「ミーチュー」のように聞こえます。また、I don’t know.のdon’t knowを「ドンノウ」のように聞こえます。このように音と音の重なりや音の抜け落ちに慣れていないために聴き取れない場合があります。この場合は下記に書いてある学習法に沿って勉強し慣れていきましょう。また、話し言葉特有の省略の形you’ve, she’dなどの音にも慣れましょう。

4.一文が長く意味が理解できない
特に準2級の第3部や2級の第2部、準1級のpart 2などの問題では比較的1文が長い文章が流れます。この場合は、英語特有の語順に慣れておく必要があります。まずはスクリプト(リスニング原稿)を読んで、どういう文構造なのか、具体的には主語は何か?、動詞は何か?目的語は何か?といった形で理解しましょう。当たり前ですが、リスニング音声は逆再生などしてくれませんから、文頭から英文を理解していく必要があります。そのため、長い文に慣れるためにはリーディングの際も文頭から順番に英文を理解するように心がけてください。

学習の手順

さて、それぞれの原因が分かったところで実際にリスニングの勉強をしていきましょう。問題を解いたら下記の順番に勉強していきましょう。

1.スクリプト(リスニング原稿)を読んで内容を理解する
問題を解いたらまずはスクリプトをリーディングのように読んで内容を理解しましょう。その際、自分の聴き取れなかった部分は下線を引いておきましょう。自分の弱点・原因分析のためにも必ず行ってください。

2.スクリプトを見ながらシャドウイング
シャドウイングとは実際の音声を聴きながら、自らもその後を追いかけるように音読する方法をいいます。スクリプトを見ながらで構いませんので音読してみましょう。コツは音声のモノマネです。リズムや抑揚に気を付けてモノマネしていきましょう。少なくとも2回は続けてシャドウイングしてみましょう。

3.スクリプトを見ずにシャドウイング
聞こえた音声をたよりにシャドウイングをしてみましょう。スクリプトを見ずに行うと最初は難しいと感じるでしょう。しかし、フレーズやリズム、抑揚を身に着けるためにも大切な勉強なので、こちらも少なくとも2回は続けて行いましょう。

リスニング対策もブラスト英語学院で!

いかがだったでしょうか。リスニングは聴き取れるようになるまで、また点数が上がるまでに時間がかかる技能です。そのため上記の学習を毎日30分でもいいので行いましょう。大切なことは毎日勉強することです。ブラスト英語学院の英検®対策コースではさらに詳しく、また生徒一人ひとりの苦手ポイント克服法をお伝えしております。

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