..... .....

英検®文法対策|形容詞の用法

【英検®文法対策】形容詞の用法:限定・叙述用法

 

1 はじめに

今回は形容詞です。形容詞とは、当たり前に使われているため、難しいイメージがないかもしれません。しかし、英検®のテストでは問題を解く際に必要不可欠な文法の知識であり、問題が高度になればなるほど、引っかけに使える文法です。特に英検®1級、準1級では実は形容詞に泣かされている人も多く、しかもその事実に気付いていない方が多数です。では、形容詞はどんな用法があったか覚えていますでしょうか??文法は、用法、特性が分かればこちらのものです。では、内容を見ていきます。

大まかな形容詞の説明は動画でどうぞ▼


※この動画は、TOEIC®テスト対策用に作られていますが、文法理解の参考にもなりますので是非ご視聴ください。

2 形容詞って何ですか?

形容詞は人や物事の性質や状態をあらわします。例えば、「美しい山」「黒い紙」のように、人・もの・ことの性質や状態などの意味をくわしく説明します。日本語では、言葉の最後が「い」で終わるという特徴があり、今回の例でもあるように、美し「い」、黒「い」などのような感じです。

今は「~い」何かという形を取っていましたが、これはその状態を表す対象である「話」であったり、「紙」であったりは主語にもできます。例えば、「この山は美しい」であったり、「この紙は黒い」などというようになります。

このように、形容詞は人・もの・こと、つまり「名詞」の補足説明をする働きがあります。このことを名詞を「修飾」すると言います。この修飾には、飾るという感じがありますが、まさに名詞を説明することで、「飾り」ます。それでは、名詞を修飾するという内容を英語でストどうなるかを見ていきましょう。

3 名詞のみを修飾?

さて説明してきたように、形容詞は名詞を修飾します。先ほどの例で話すと、形容詞には二つの書き方がありました。

  1. 美しい山 Beautiful mountain
    黒い紙 Black paper
  2. この山は美しい This mountain is beautiful
    この紙は黒い This paper is black.

さて、上の例で見たように、形容詞の用法にはこのように2パターンあるのです。ここで気づいてほしいのは、形容詞は全て「名詞」を修飾しているのです。人・もの・ことというのは名詞のことであり、形容詞は名詞以外は修飾しません。例えば、「彼女はダンスを【美しい】踊る」とは言いません。これは、形容詞が「踊る」という動詞を修飾できないからです。この動詞を修飾できるものは「副詞」です。これはまた違う記事で説明しますが、副詞は形容詞と反対に、名詞以外全てを修飾できます。では、この形容詞の2パターンの用法に関して、見ていきましょう。

4 限定用法は「限定する」

形容詞の限定用法とは、先ほどの例でいえば1番のことを言います。つまり、美しい山、黒い紙、のように名詞の前に形容詞が来る場合です。ではなぜこれを限定用法と呼ぶのでしょうか?
例えば、違う例を見てみましょう。

She is a beautiful girl.

ここから想定できるのは、何人もそこには女性がいて、その中でも「美しい」女性のことを言っている、つまり、どの女性かを「限定」したわけです。
これは前回の例の2番では、そうはなりません。
例えば、「この山は美しい」の文で考えても、限定はしていません。ここには「この山」しかなく、もう既に限定されている状態ですので、限定をする力はありません。
2番のような用法は形容詞の「叙述用法」といいます。

5 叙述用法は「説明する」

叙述とは、「秩序立てて説明する」という意味です。つまり、名詞を説明する役割が形容詞の叙述用法にはあります。
さて先ほどの例と同様、今回も美しい女性を叙述用法で表現してみましょう。

例1:She is beautiful.(SVC)
「彼女は“美しい”」
例2:She always keeps her room clean.(SVOC)
「彼女は部屋をいつも“きれい”にしている」

ここで例1は「彼女」を修飾し、例2は「部屋」を修飾しています。

6 英検®での形容詞の使われ方

さて本題の英検では、どのように使われているかという点です。
形容詞は、大抵の場合その単語を見れば形容詞と判断できると思いますが、分詞が形容詞になった場合は少し事情が変わります。
例えば、

I was hit by a running dog.

という文があったとしましょう。
このrunningは形容詞です。このような形容詞を分詞形容詞などと言ったりしますが、つまり動詞が分詞の形-現在分詞と過去分詞-になった場合、形容詞になることが出来るのです。ここでの例文の訳は「走っている犬にぶつかられた。」です。あれ?先ほどまでの「~い」となる形容詞とは違う訳し方をしますね?ですが、名詞を修飾し、補足説明することで、犬を「限定」しています。つまり形容詞なのです。この例文は一見次のように見えたりします。

I was hit by running dog

一瞬錯覚が起こります。あれ?走っていたから当たったのかな?いや、何かdogがいるぞ??
そうです。「a」が見えなくなり、混乱に陥ります。この仕組みは非常に問題作成者としても使いやすく、リーディングの受験者を惑わすにはもってこいの題材です。ですので、受験される皆様はこのことを逆手に取り、「分詞が来た、怪しい。。。」と思うようにしましょう。

7 まとめ

さて今回は「形容詞」について見てきました。英検®では、上記のように非常に巧みに形容詞を問題文で使用してきます。この記事を読んで、しっかり形容詞を勉強し、そのような引っかけに引っかからないよう、頑張っていきましょう!

筆者:

ブラスト英語学院学院長

英検®の対策コースの詳細▼

<< 英検®の文法対策|動詞の時制

英検®の文法対策|名詞以外を修飾する??副詞の用法 >>

PAGE TOP