英検各級共通 一次試験合格のためにやるべきこと その1単語編
このページでは実用英語技能検定(以下英検®)一次試験、また二次試験を余裕をもって合格するためにやるべきことについて説明したいと思います。
なにがなんでも単語暗記!
英検®各級共通ですが、まず1番はじめにすることは単語の暗記です。リーディングの大問2以降の長文問題の読解やリスニング、ライティングの練習は各級のレベルにあった単語をある程度(7割が目安)覚えてからでも遅くはありません。なぜなら単語が全ての技能の基礎になるからです。リーディングとリスニングセクションにおいて読解ができない・話者の音声内容が分からない原因のひとつに単語が分からないということがあります。分からない単語が問題の中に出てきたらその都度覚えていくより、短期間で多くの単語を覚えていくほうがはるかに能率がよいです。
また、ライティングの点数は4つの採点基準によって点数がつきます。その採点基準4つのうち「語彙」という項目があります。ライティングにおいて、難しい単語や熟語、コロケーションを使うことでこの「語彙」の項目で4点満点を取ることが可能となります。また、スピーキングにおいてもなるべく同じ単語を多用せずに、様々な単語を用いて話すことで高いスコアを取ることができます。
おすすめの単語帳は?
おすすめの単語帳はずばり「でる順パス単 (旺文社英検書)」です。受験する級の単語帳を買いましょう。よく学生から「学校で使っている単語帳を使っていいですか?」と質問をされます。英検®準2級や2級の場合は、学校指定の単語帳でもある程度カバーできますが、準1級以上になるとカバーしている単語のレベルが違う可能性が高いのでパス単を買った方が良いでしょう。ただし、学校の単語帳との両立が難しい場合は無理してまで買う必要はありません。大事なことは1冊の単語帳や問題集を完璧になるまで反復練習をすることです。
単語の覚え方
英検®に合格するためにはパス単に載っている単語の9割はすくなくとも試験前までに覚えておきましょう。ではどうやって覚えていけばよいでしょうか?下記の順番で単語を覚えていきましょう。
単語暗記の手順 |
①出る度A掲載単語の中で分からない単語をチェックする |
②チェックした単語を就寝前に毎日(3~5日間)発音と意味を音読する |
③1週間に最低1回は日本語訳の部分を隠して確認テストをする |
④出る度B以降も①~③を繰り返す |
では順番に詳しく説明していきます。
①多くの単語帳の場合、単語の横に小さなチェックボックスがあります。意味の分からない単語はチェックボックスに印をつけておきましょう。鉛筆など後で単語覚えた時に消せるものを使用しましょう。
②暗記作業は就寝前に行うというのが1つ目のポイントです。英単語や歴史用語などの暗記作業は寝る前に行うことで効率良く覚えることができます。布団の上で寝ながらでも構いません。単語の発音と日本語の意味を音読しましょう。そして2つ目のポイントとしては同じ範囲を毎日繰り返し暗記することです。やってはいけない暗記方法としては今日はNo.1~100までの単語、明日はNo.101~200までの単語を覚えるといった方法はおすすめできません。短期間で複数回同じ範囲を見ることで覚えることができます。そのため、分からない単語の数にもよりますが3~5日間かけて同じ範囲を繰り返し暗記しましょう。決して隙間時間に行う、ということは避けましょう。単語暗記は片手間で行うようなものではありません。きちんと毎日30分以上は時間を確保して反復練習をしてください。
③単語帳のサイズにあった紙などを使って、単語以外が完全に隠れるようにして暗記できているか確認してみましょう。ここでのポイントは赤シートは使わないことです。なぜなら単語の横に書いている例文など黒字で書かれている部分がどうしても見えてしまうからです。たまたま見えてしまった箇所を手掛かりに日本語の意味が思い浮かんでしまっては暗記の意味がありません。ここで覚えていなかった単語については再びチェックをし、覚えた単語と覚えていない単語が一目で分かるようにしましょう。なかなか覚えられない単語にはチェックが増えていき、必然的にその単語意識が向かうようになり覚えられるようになります。どうしても覚えられない単語は例文を読んで覚えましょう。ライティングなどで意識してそのような単語を使うことも記憶に定着させるコツです。
以上の順番に沿って暗記作業をすすめていきましょう。ノートに単語を書いたりするのはあまりにも掛ける時間に対して効果が少ないのでおすすめしません。ある程度(7割が目安)覚えたら本格的に英検対策を始めていきましょう!
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